2TB内蔵ハードディスクの4TBへの容量アップ改造の手順

内蔵のハードディスクを交換し容量アップするための手順を以下にご説明します。
尚、ディスク交換前に必ず4TB対応ファームウエア(¥20,000[税別])への更新が必要になります。メーカーGUIファーム(例:ゼン録)の場合は、まず最新のメーカーGUIファーム(00.73B以上)へインターネット経由でバージョンアップします。最新ファームウエアでは、メニューからファームウエアのタイプが選べるようになります。ここでDVHD標準(ロクラクタイプ)のファームに切り替えます。最新のDVHD標準ファームウエア(33.71F以上)ではクレジットカード登録により「ビデオお財布機能」が使えるようになります。この支払い機能を使ってインターネット経由で4TB対応ファームをネット購入することができます。(注意:2013年11月現在4TB対応ファームはDVHD標準(ロクラクタイプ)のGUIのみです。4TB対応の最新DVHD標準ファームウエアもメニューからファームウエアのタイプが選べますので、元のメーカーGUIタイプに戻すことができますが追加された機能は使えませんのでご注意下さい。)
ゼン録(DVR−Z8)
ロクラクIIIα
まずは、フロントパネルを外します。
フロントパネル部は板金部と左右のフックで接続されています。
正面左右の出っ張りを押してフロントパネルを手前に引きはずします。

フックを両手の人差し指で内側に押しながら
フロントパネルを手でつかみ手前(上記写真の下方向)に
フロントパネルを引き出します。
ゼン録(DVR−Z8)
ロクラクIIIα
フロントパネルが板金筐体から外れミニBCASカードが見えます。
ミニBCASカードに触れないように注意して下さい。

次に板金筐体の上部(黒色部分の)カバーを取るためにネジをはずします。
まず、プラスのドライバーを使って 板金筐体の後部のネジを3ヶ所はずします。
次に、両サイドのネジをはずします。
ネジがはずれたところで上部カバーを 後ろ方向(上部写真上方向)にずらしながら外します。

次に内蔵されている2TBのハードディスクをはずします。
内蔵されている2TBのハードディスクが見えます。
このハードディスクに繋がっているS−ATA(赤いケーブル)のコネクタをはずします。
ハードディスクはHDDホルダに固定され板金筐体とHDDホルダは
4箇所(上記写真赤丸部分で)ねじ止めされています。
プラスドライバを使いこの4箇所のねじをはずします。
ハードディスクをホルダごと筐体から取り出します。
HDDホルダの裏面に ハードディスクとHDDホルダを繋ぐ4箇所(上記写真赤丸部)のねじがあります。
プラスドライバーで、この4箇所のねじをはずします。
ねじを取ったHDDホルダは、 前後左右が分からなくならないように(上記写真のように)そのまま並行移動して置きます。
内蔵されていた2TBのハードディスクが取り出せました。
(上記写真では、取ったハードディスクのラベルが見えるように裏返しています。)
容量増設のため交換する4TBのハードディスクを用意します。
尚、利用できるハードディスクは、512バイト/セクタのみです。
交換するハードディスクの仕様書を良く読んで注意して下さい。
(4Kバイト/セクタ固定のものは利用できません。)
先ほど取り外し注意して置いたHDDホルダを4TBのハードディスクに取り付けます。
そのために4TBのハードディスクを裏返します。
裏返した4TBのハードディスクのコネクタの位置が上記写真のように写真右側になるようにして下さい。
HDDホルダを前後左右の向きはそのまま平行移動して 裏返した4TBハードディスクの上に置き、
プラスドライバーを使って4箇所をねじ止めしHDDホルダに固定します。
4箇所のネジがついたら裏返して板金筐体に取り付けます。
(上部写真の上下方向で裏返しハードディスクのコネクタが上記写真の右にあるようにします)
HDDホルダを板金筐体に取り付けるために HDDホルダについた4TBハードディスクを写真右方向に平行移動し、
板金筐体内のねじ穴に合わせ配置します。
上記写真赤丸部分の4箇所をねじ止めし板金筐体に固定し取り付けます。
プラスドライバーで上からネジをしめ取り付けます。
S−ATA(赤い)ケーブルのコネクタをハードディスクにつなげます。
これで増量のため交換する4TBのハードディスクの 板金筐体への取付ができました。(下部写真)
上部カバーを板金筐体に取り付けます。
上部カバーは、板金筐体後部からフロント部に上からスライドさせて差し込むような要領で行います。
上部カバーを取付けるため背面から3ヶ所(上部写真赤丸)を プラスドライバーでねじ止めし元の状態に戻します。
両側面1ヶ所づつ計2箇所ねじ止めします。
次に、両サイドの1ヶ所づつ2ヶ所のネジを止め元の状態に戻します。

上部カバーの取り付けが終りましたので、最後にフロントパネルを取り付けて戻します。
ゼン録(DVR−Z8)
ロクラクIIIα
フロントパネルを、フロントパネルの両サイドのフックを基準に板金筐体に前から取り付け、
フックによって固定されます。
ゼン録(DVR−Z8)
ロクラクIIIα
ハードディスクの入替による4TB増量の作業が完了しました。

<補足>
内蔵4TBハードディスクを利用するには、4TB対応ファームウエア(¥20,000[税別])へのファームバージョンアップが必要です。